株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック第25期決算概要及び役員人事について

, | 2021/04/22

平素より弊社に対し、格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

弊社は、本日4月22日、第25回定時株主総会を開催し、第25期(令和2年(2020年)2月1日から令和3年(2021年)1月31日まで)の事業報告及び計算書類報告を行い、承認されましたので、下記の通りお知らせいたします。

また、役員人事につきましても、同株主総会及び臨時取締役会におきまして下記の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。

1.水戸ホーリーホック 経営状況の推移

2.第25期決算(令和2年2月1日~令和3年1月31日)

3.経営数値に関する分析

 2020年度の営業収入は7億6千2百万円(前期比1.29%増)となり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響受けながらも、過去最高収入を更新することができました。入場料収入やアカデミー収入は大きく落ち込みましたが、広告料収入が前期比12.13%増の2億9千1百万円、物品販売収入が前期比13.35%増の7千9百万円、その他としてファンクラブ収入が前期比115.50%増の1千5百万円、またクラウドファンディングでの収入2千4百万円などが、営業収入を伸ばした主な要因となっております。
 一方、営業費用は、チーム人件費や試合関連経費、広告宣伝費、物販関連費増などから、前期比6.31%増の7億9千万1百万円となり、営業損失は2千9百万円、当期純損失は2千7百万円を計上する結果となりました。それでも、公式戦中断後の先行き不透明な中で算出した着地見込みからは大幅に赤字額を圧縮することができました。
 なお、純資産は、多くの皆様にご支援いただきました第三者割当増資の結果により、前期比1億6千8百万円増の2億9百万円となりました。

4.今期の予算および現状について

 皆様のご支援のおかげで、昨年のコロナ禍でも過去最高の収入を更新することができました。しかし、それでもまだ経営規模は小さく、当面の目標であるJ2クラブ平均16億円(2019年度)に追い付くためにも、クラブを前進させていかなければなりません。先行き不透明な状況ではありますが、今期は営業収入8億3百万円、営業費用8億6千万円、当期純損失59百万円という予算を立てました。赤字予算ではありますが、収入は固めに、支出は多めに見ており、十分に赤字額を減らせると考えております。
 また、引き続き数値目標として「11のゴール」を設定いたしました。①総売上 8.0億円、②入場者平均3,500人、③有料入場者割合80%、④シーズンシート販売数1,030席、⑤広告料収入3.0億円、⑥オフィシャルパートナー社数186社、⑦グッズ売上1.02億円、⑧ユニフォーム販売枚数2,000枚、⑨サポーターズクラブ会員数2,700人、⑩スクール会員数500人、⑪JリーグID登録者数20,000人。昨シーズンの達成は2項目だけでしたが、今シーズンは全項目を達成できるよう、関わる全員が高い意識をもって邁進してまいります。

5.スタジアム構想について

 新スタジアム構想につきましても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けましたが、現在は建設用地選定と基本計画・コンセプトの策定を行っております。候補地となっている場所の調査と条件整理、地権者の合意形成、そして収益シミュレーションを行い、決定のプロセスに入っていきます。同時に、クラブが考えるコンセプトに沿った基本事業計画の作成と資金調達の方法、スキームの構築を行います。
 また、行政にもご協力いただけるよう、関係確立と支援体制の構築を図ります。

6.役員人事(4月22日付)

 代表取締役 社長(常勤)小島 耕
 取締役 GM(常勤) 西村 卓朗 ※新任
 取締役(非常勤) 神田 義輝 
 取締役(非常勤) 奥野 康作 
 取締役(非常勤) 小野 哲人 ※新任
 取締役(非常勤) 遠藤 隆光 ※新任
 取締役(非常勤) 和田 幸哉 ※新任
 監査役(非常勤) 水庭 清隆
※取締役幡谷公朗、取締役関谷智、取締役石田哲郎、取締役大和田健、取締役新居佳英、監査役國井祐二、は退任いたしました。
※取締役沼田邦郎は、株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック会長、一般社団法人ホーリーホックIBARAKIクラブ代表理事となっております。

7.最後に

 昨年、水戸ホーリーホックは新たな理念体系を設定いたしました。ブランドプロミス「新しい原風景をこの街に」。
多くの皆様の原風景に水戸ホーリーホックが存在するようになること。地域に必要な存在となるべく、地域の発展や社会的課題解決にむけて、クラブがプラットフォームとなり、様々な課題に対峙してまいります。皆様のご支援によって活動できていることに深く感謝しながら、今を、未来を、そしてその先を見据えて、この地域のために、価値を最大化し、新しいことにスピード感をもって果敢にチャレンジしてまいります。

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