秋葉忠宏監督
「素晴らしい。これが水戸の伝統であり、DNAだなと。そういうゲームを選手、サポーター、ファミリーが見せてくれました。それは何かというと、最後まで諦めないこととか、走力を出して走り回る姿を見せること。最後、あの時間帯に失点しても、不屈の闘志で諦めなくなく、数的不利の状況の中、追いついてみせる。このメンタリティーを存分に発揮できたと思っています。もちろん、勝点3が欲しいゲームではありましたけど、早い時間帯で数的不利に陥る状況の中、選手は持っている能力、メンタル、走力をすべて出し切って、勝点を手繰り寄せてくれました。それはひとえに、今日スタートとサブの18人だけでなく、日頃から全員がいいトレーニングをしている結果、神様がこういうご褒美をくれたと思っています。これを続けて行って、幸いにも来週もホームで試合ができますから、この勝点1の価値をより大きくするためにも、1週間最大の努力と準備をして、来週こそ勝点3が取れるように全員でやっていきたい。そう思わせてくれる素晴らしいゲームだったと思っています」

土肥航大選手
「（ゴール場面は）（安藤）瑞季君がボールを収めてくれて、なんとかつないでくれたので、左足で思い切りシュートを打ちました。あまりあそこからシュートを打ったことがないんですけど、入ったからよかったです（笑）。イメージはあまり沸いていませんでした。時間もなかったので、とにかく思い切りシュートを打ちました。この舞台で決めることができてよかったです。水戸に移籍してきて、自分として苦しい思いが続いていたので、なんとか結果を出してやろうと思っていたので、あのゴールにつながってよかったです」

山口瑠伊選手
「1人が退場になった時に押し込まれる状態が続くことが分かっていました。しっかりオーガナイズさせて、守備のところを整理することが大切になると思っていました。GKは最後のところを見られることが多いので、そこは意識していますけど、コーチングのところだったり、周りの選手に対して見えていることを伝えることを僕は大切にしているんです。退場者が出た状況でも守備の指示を出すことを意識していました。それが終盤のセーブにつながったと思っています」