濱崎芳己監督
「非常に攻撃的で、何度も何度もゴールに迫ってくる山形さんとの対戦でしたけど、それに怯むことなく、跳ね返すところは跳ね返す、競るところは競るといった我々が少し今までのゲームでうまく出せなかった部分が今日のゲームでは選手たちが発揮してくれたと思います。前半の良い時間帯で点を取れたんですけど、後半は得点こそありませんでしたが、ある程度自分たちの狙い通り試合を進められたことは非常に良かったと思います。ただ、まだ7試合のうちの1試合。次に向けてしっかり取り組んでいきたいと思っています」

松田隼風選手
「（得点場面は）感覚というか、直感的にここは上がった方がいいと思ってゴール前まで行きました。ファーに相手がいたんですけど、手を挙げたら、ファーにクロスが上がってきた。そのボールに対して、相手の前に入って合わせることができたんです。今まで一度も練習したことがないんですけど（笑）。しかも、めちゃくちゃいいコースにボールが飛んでよかったです。サイドバックからのクロスをサイドバックが合わせるという得点だったので、普通のゴールより価値があると思っています。初ゴールをそういう形で決めることができてよかったです。高校時代から公式戦でゴールを決めたことがないんですよ。昨年も取れませんでしたし。なので、今年は点を取りたいと思っていたら、取れちゃいました（笑）」

〇タビナス・ジェファーソン選手
「あらためて勝つことの難しさを感じました。僕たちがこうやって気持ちを出してプレーできたことは一つの収穫です。一方で自分たちのやりたいサッカーはある程度捨てた感じになってしまったところもありました。そこはバランスの問題で、今まで通りビルドアップをして、攻撃を展開することができればいいですけど、今まで戦う気持ちを忘れかけていたところがあったので、今日は前からプレッシングで何度もボールを奪うことがありましたし、まずは自分たちのやりたいことではなく、相手が嫌がることをすることが大事。それは監督も常に言っています。その中でボールを握るアイデアを提示してくれているだけなんです。今までは自分たちがやりたいサッカーだけをやっていた感じでした。でも、今日は相手の嫌がるサッカーができたし、気持ちを前面に出すことができた。そこがすごくよかったと思っています」