秋葉忠宏監督
「このアウェイの地の仙台まで500人以上のサポーターが来てくれる。バスツアーも含めて多くの方が来てくれて、我々とともに戦ってくれたことがこの勝利につながったと思います。そのサポーターの思いや魂にしっかり応えてみせた選手の走力、インテンシティー、技術、アイデア、判断、本当に素晴らしいゲームだったと思っています。声出しが解禁になったアウェイの地で、特に最後イレギュラーな形で失点して、一番苦しい時間帯の中、あの理屈じゃない時間帯をしっかり耐え抜いてみせた選手たち。本当にたくましく、大きく成長していると実感しました。この空気感の中で理屈じゃないところで逃げ切ってみせる。この成長スピードに驚いています。本当にたくましい選手と仕事をさせてもらっていると思っています。ただ、大事なことはまだ『運命の9月シリーズ』は5試合残っている。特に我々はこれから5連戦に入っていきます。前も大分戦で素晴らしい試合をした後に少しだらしないゲームをしていますから、この後の5試合をどうするのか。何が何でも勝つという話を選手たちにはしています。理屈ではなく、内容でもなく、どう勝ちに結びつけるかということを選手たちと1週間いい準備をしていきたいと思います」

杉浦文哉選手
「ボールを奪って、ショートカウンターで、髙岸からいいパスを受けた時点で『自分が打つ』と決めていました。ゴールしか見ていませんでした。狙い通り相手の股を通すシュートを決めることができました。練習でも今日のような形のシュートは取り組んでいますし、感覚というか、ここにボールを置いて、ここのコースに打てばいいのかということが分かっているので、そこに蹴りました。大分戦ではアシストを記録していたし、チャンスに絡むこともできていた。あと、決めるのは自分の落ち着きの部分だと思っていました。冷静にプレーできたことがよかったと思います」


髙岸憲伸選手
「アップのためにピッチに出た時、水戸サポーターの声の大きさと人数の大きさにとり肌が立ちました。すごい後押しを受けながらプレーしている感覚がありました。もちろん、スタジアムの雰囲気に多少飲まれたような時もありましたが、それでもチームとしてまとまって、やることを合わせて戦えたと思っています。苦しい時間帯はどの試合でもあります。でも、500人近くのサポーターが足を運んでくれて、あれだけ声を出してくれたら、頑張れるんですよ。苦しい時間帯に失点しても、守り切るだけのパワーをサポーターからいただいたと思っています」