秋葉忠宏監督
「前節ああいう大量失点した中、そして、北関東ダービーのチャンピオンが決まっている状態でしたが、同じ相手に3度負けるわけにはいかなかった。我々のホームでしたし、ましてや、3641人という今季最高のサポーターとファミリーがスタジアムに駆けつけてくれていました。その中で我々らしく、アグレッシブに、獰猛に、攻撃的に、しっかりしたものを見せ続けることを選手たちと話していました。選手たちはこの1週間の中でよくいろんなものをリカバリーして、修正してくれました。本当に強い勝ち方ですし、相手が最後疲弊して、ほとんどやることがない状況でした。我々がいつ点を取るんだという状態が続きました。ただ、最初の入りのところだけが問題でした。でも、ずっと課題だったセットプレーから早い時間帯に追いつけたことがよかった。そして、最後、交代選手含めて総合力の勝利だったと思っています。先発して走り回って相手を疲弊させてくれた選手、最後の最後でフレッシュな選手がクオリティーを出してトドメを刺してくれました。お手本のようなカウンターで喜丈が隙を見逃さずにパスを入れて、快が仕留めてくれた。狙い通りのカウンターから点を取ることができました。日々、トレーニングをしていることは大事だと思いますし、いろんなことを徹底しているからこそ、より精度が上がりますし、より大きな武器となり、強みとなると感じる試合でした。選手たちが素晴らしく、いろんなことを修正してくれて、勝利を引き寄せてくれたことに感謝しています。あとは最初に言いましたが、これだけサポーターがいますと、『お前ら勝つんだぞ』という空気感が我々のパワーになる。選手の背中を押してくれた結果、こういう劇的な勝ちにつながったと思っています。新しくスポンサーになってくれたアダストリアさんだけでなく、ずっと継続して長くスポンサードしてくれる会社さん、行政の方も含めて、今まで支えてくれたみなさんの思いが詰まったゲームになったと思っています」

鈴木喜丈選手
「今日は群馬に対して球際もそうですし、色んな局面で勝ったのかなと思います。どのチームとやっても、そこは自分達の持ち味として出せるようにしていきたい。ただ、逆転勝ちですが、個人的にはあまり良い気はしなくて。やはり一失点している場面もそうですし、守備として安定感がありながらゼロで押さえなければいけないです。このように先制点を許すばかりだと絶対に勝てないので、そこはもう一回チームと話し合いながら改善していきたいと思います」

松崎快選手
「試合終盤だけでなく、後半はほとんど後ろが競り合いで勝てていた。鈴木選手の前にボールがこぼれた瞬間に、少し自分自身が戻れば勝てると思った。さぼっているというか、前残りしていた所でいいタイミングでボールが来て、一対一は左足を切られていたので、縦に運びました。上手くタイミングも外せていたので、狙い通りのゴールが取れて良かったです。群馬には天皇杯を含めて2連敗していて、引き分けも許されない、勝ちだけが求められているゲームでした。そこで勝てたことがすごく大きいと思います。試合終わった後のサポーターの表情を見て、勝てて良かったと心から思いました」