秋葉忠宏監督
「まずはこういう悪天候の中、2127人という多くの方にスタジアムに直接足を運んでいただいて、我々の背中を押してくれた、我々とともに戦ってくれたことがこの結果につながったと思っています。僕は知らなかったのですが、松本山雅にはじめてホームで勝つという新たな歴史の1ページを刻むことができたなと。その喜びを多くの方と共有できたことがうれしいですし、今後も相手に『水戸ホーリーホックのホームに行きたくない』と思わせ、『水戸ホーリーホックはホームで負けない』といういい流れといい循環をみなさんと一緒に作っていけたら、よりうれしいと思えるようなゲームでした。
前半こそ、球際やセカンドボールのところでホームであるにも関わらず、後手を踏んでしまった。相手の気迫の方が勝っていました。それじゃいかんということで、ここは我々のホームだと。ケーズデンキスタジアム水戸で多くの観客に来てもらった中、腰の引けた競り合いを見せてはいけないという話をしたところ、選手たちはもう一段二段ギアを上げてくれました。そして、細かな修正を行うことができました。細かな修正に対して、すぐに反応してくれました。そこの修正力や対応力、順応力というものがすごくついたなと感じたゲームでした。
そして、今週トレーニングしたことを後半に出すことができたこと。交代選手までしっかりアシストからゴールという結果を残してくれました。勇人が出したパスを瑞季が決めるとか、交代選手を含めて全員でゲームを決めることができました。最後は喜丈が入ってしっかりゲームをクローズしてくれた。エリートリーグでいい試合をしてきたことにより、いい競争ができていることがこの状況につながっていると思います。今後も続けていきたいと思いますし、明日はまた練習試合が入っていますし、試合に出なかった選手には高いパフォーマンスを見せてもらいたいと思います。そして、また来週集中力高く、強度高く、質の高いトレーニングをして、東京V戦に向けて準備をしたいと思います」

牲川歩見選手
「（22分のセーブは）クロスに対して、防戦になったところを撃たれたと思うのですが、自分としては自分の近く所に飛んできたボールでのシュートを準備していて、それがちょうど飛んできてくれて防げたと思います。最後のゴール前でやられないことはシーズン通して大事だと思います。秋葉さんもそこはすごく求めているところ。GKと2対1の状況で守っている意識を持って欲しいとチーム全体で言っている。前半をゼロで終えられたのは、すごく良い成果として出たなと思います」

中山仁斗選手
「前半はすごく押し込まれました。相手がロングボールで押し込んできて、こっちが攻撃のチャンスがあまりなかった。ゼロで押さえられたのはすごく大きかったです。球際とか負けていたので、気持ちを入れ直して後半に入って、いい結果に繋がってよかったです。PKで先制できて、流れが水戸に来た。それで2点目を取れたのが大きい。普段から得点後はチームでパワーを持っていくことを共通意識を持っている。相手も後ろ気味なプレーになったところをうまく突けたと思います」